教育と経済・社会を考える



国立教育政策研究所において行い、文部科学省への異動後も継続している個人研究の成果を順次公表していきます。
個人研究の成果ですので、所属組織の見解とは一切無関係です。
各分野に関する専門知識を持たない方でも理解できるように、
理論の基礎から、できる限り数式を使わないで説明しています。
第7回以降は予定ですので、変更の可能性があります。順番通りに公表するとは限りません。


第1回 はじめに 2011125日、2012年4月27日改訂)

<1.本論考の目的と方法 2.教育界のムラ社会性 3.教育関係者にとっての夢の時代の終わり 4.机上の空論とタブーの排除
5.
「何かを悪と決めつけ、それを無くせば理想が実現する」という論法 6.体験論と実証研究>


第2回 教育経済学の基本 −人的資本論、シグナリング理論、教育生産関数−
2011125日、2012年4月27日改訂)

<1.教育経済学の重要性 2.人的資本論 3.大学教育の収益率 4.大学院教育の収益率 5.シグナリング理論
6.社会科学系の大学教育とシグナリング理論 7.仕事競争モデル 8.
人的資本論とシグナリング理論の問題点
9.教育生産関数 10.回帰分析 11.
個性と学校外の要因を無視した教育論議>


第3回 教育の経済効果(その1) −産業連関分析、人的資本論の利用とその問題点− 2011125日、同11月25日改訂)

<1.「○○の経済効果」とは何なのか? 2.産業連関分析によって大学の経済効果を推計することの問題点
3.大学の雇用効果 4.都道府県内に大学が多いか、少ないかによる経済効果 5.大学の本当の経済効果
6.教育投資の社会的収益率をもって、教育の経済効果と考えることができるか?>


第4回 教育の経済効果(その2) −教育の外部性とそこに隠されたもの- 201123日)

<1.外部性とは何か 2.「社会化」が持つ「正の外部性」と「負の外部性」 3.学校における「社会化」の隠された実体
4.「事実の認識と思考の方法」の改造 5.価値観の押し付け 6.「情報共有・連結の経済性」の基盤形成
7.国民国家体制の維持 8.職業的選抜への情報提供と格差の正当化>


第5回 教育と経済成長 20111110日)

<1.新古典派経済学における経済成長理論 2.教育水準と経済成長との関係 3.教育への投資拡大と経済成長の時差
4.産業構造・技術水準との関係 5.教育投資の収穫逓減性 6.イノベーションによる経済発展 7.経済成長の予測は不可能
8.欲望の拡大と経済成長
>


第6回 教育における需要と供給のミスマッチ(その1) −大学院重点化、専門職大学院− 2011225日)

<1.卒業生の需要と供給のミスマッチ 2.大学院重点化 3.博士課程修了者の就職難の状況 4.専門職大学院
5.専門職大学院の定員割れと就職難の状況 6.司法試験合格率の低迷と法科大学院志願者の減少
7.企業が博士課程修了者、専門職大学院修了者の雇用に消極的な理由 8.歴史的背景 9.需要予測を誤った原因 10.対策>



第7回 構成主義的な学習理論 (執筆中)


第8回 能力の個人差 −遺伝と環境が能力に及ぼす影響− 2011312日、2012年7月13日改訂)

<1.
無視される「能力の個人差」 2.能力平等観と努力主義 3.環境決定論による格差の正当化
4.「無限の可能性」→「無限地獄」 5.知能と知能検査 6.知能のモジュール性 7.知能検査で測られる「知能」の正体
8.「意識的汎用知能」の優劣が職業能力の優劣を決める社会 9.知能と学力 10.知能・性格の個人差への遺伝と環境の影響の割合
11.
脳の成長、可塑性、臨界期 12.遺伝子型→環境効果 13.才能の差異を増幅する本能 14.集団社会化
15.フリン効果−先進国における知能指数の上昇 16.知能の発達の上限 17.認知的文化の差 18.就学前教育の効果
19.
現代の教育と産業は私たちの遺伝子構造と不適合である>


第9回 教育と格差の再生産 2011年7月8日、同11月30日改訂)

<1.経済的格差→教育格差 2.文化的格差→教育格差 3.差別感をなくせば平等になるという発想
4.環境の違い→努力差→教育格差 5.遺伝→知能の差→教育格差 6.地域格差→教育格差 7.「機会の平等」は実現不可能>


第10回 教育の費用対効果 201236日、同7月13日改訂)

<1.費用対効果の測定方法 2.教育の効果 3.学力と所得の関係 4.機会費用 5.割引計算 6.実験
7.準実験的な方法 8.
統計分析 9.学級規模縮小の費用対効果の推計方法 10.教員の能力向上策の費用対効果の推計方法
11.学級規模縮小の効果に関する調査研究の動向 12.教員の能力が児童生徒に与える影響についての調査研究の動向
13.就学前教育の費用対効果に関する調査研究の動向 14.教育の費用対効果に関する統合的な研究
>


第11回 集団現象と教育 −集団主義批判− 2016626日)

<1.集団主義と世界観 2.人と人、集団と集団を結びつけるもの 3.保護と依存 4.組織神格化教 5.個人主義
6.リベラリズムと保守主義 7.
支配服従関係 8.集団の分類 9.子どもの仲間集団 10.学級生徒集団 
11.いじめ
12.いじめ以外の集団的病理現象 13.組織集団の方針決定と秩序維持の方法 14.組織集団内の格差とその正当化
15.学校と地域公共体の関係の変化 16.学校・家庭・地域社会が連携する必要があるのか 17.
「新しい公共」と新自由主義
18.人々が支え合う社会を作る方法? 19.善意強制社会と透明な社会>

* 「第11回 共同体と教育 −共同体主義(共同体の神格化)批判−」を全面的に書き換え、改題しました。


第12回 暗黒の情報社会と教育 −近代化・産業化の果てに来るもの 2011年9月30、同11月10日改訂)

<1.マクドナルド化とスーパースター現象 2.情報とは何か 3.情報の創造過程と複製過程
4.記号化、機械化、標準規格化、細分化、高速化 5.「情報の複製過程」を価値あるものと思わせてきた仕組みの破壊

6.高度知識労働者の一時的な栄華 7.人間と自然の「標準規格化」 8.権威への依存 9.互恵性(互酬性)
10.「高速化」する生活 11.教育を高度化しても「暗黒の情報社会」には対応できない
12.「暗黒の情報社会」に覆われない領域 13.暗黒の文化革命、復古革命、宗教戦争>


第13回 日本の特殊性と教育 −イエ、ムラ、おのずから、誠、空気、いじめ− (2011年9月30、2012年10月19日改訂

<1.日本の特殊性の源泉 2.イエとムラ 3.神秘的世界観 4.マコト主義とマゴコロ主義
5.「空気」の支配 6.限定的共感システムと共感演技システム 7.解体する学級
8.いじめ 9.平等への三つの道>

<全面書き換え作業中で、「宗教・イデオロギー・道徳と教育」と改題する予定>


(最終更新日 2016年6月26日)



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